Dynamics365 Business edition と NAVの未来(2)


前回の記事では9月下旬にUSで開催されたDirection North America の発表を受けてのフォローを解読したが、今回は10月上旬にスペインで行われたDirections EMEA の発表を受けてのフォローを解読する。(頑張って夜中のWebinerに参加したのに音声設定を間違えて聞けなかったので)参加者に資料を基に読み解いてみる。DirectionEMEAの参加者が書いたブログにアップされているスライドと被っているものが多い。MSのDynamicsの責任者が作った資料なのでこれを原典として読むことにする。

スライド1

Directions North Americaの後のフォローに関する紹介。前回記事に書いた通りなので割愛。

スライド2

スライドの右下に「画像はあくまでイメージです」的なことを書いてあるので割愛w
(そのまま読むと「安いけど機能少なし」「定食じゃなくてアラカルト」「部門最適」と書いてあるように見えるが、、)

スライド3
Dynamics365を構成するアプリの絵。Finance&OperationはNAVベースの’Business edition’とAXベースの’Enterprise edition’があり、他はデモ画面などを見る限りおそらくDynamics CRMをベースにしたアプリがほとんどと思われる。

スライド4

’Dynamics365 Business edition’はNAVの全機能が使える。その下の図は謎。上の図と同じことを言っている?(ならばCustomer insightsが何故ない?!)
中小企業向けの’Business edition’はFinance&Operations + Sales + Marketing と理解していた。図ではField serviceとかProject service automationも使えるように見えるが真相は如何に。

スライド5

クラウドだけではなく、オンプレもやりますよ、ということか。

スライド6Directions EMEAの最重要スライド
書いてある事
① 2017年秋にNAV2018が出る。
② 2018年春にDynamics365 Finance & Operations, Business edition はDynamics365 ’Tenerife’になる。
③ 2018年春にDynamicsNAV2018R2が出る。
④ 開発進行中だがいずれ(?)Dynamics 365 ’Tenerife’のオンプレ版としてNAVが残る。

所感
① Direction EMEAのスライドでは’Fall 2018’となっていたけど修正されたw
② ’Tenerife’は仮のコードネームでいずれ正式名称が付く? ちなみにTenerifeをググると飛行機に関する悲劇的事件が真っ先にHitする。なんでTenerifeにしたんだろう。
③ 1シーズンでR2って。。Tenerife化に併せて仕様を変える??
④ 嗚呼、NAVという名前が見当たらない。。オンプレが残るのはいいけど、遠くない将来にクラウドへの殆ど完全な切り替えが進むのだろう。やってみて分かったけど、Office365、PowerBI、MS-Flow、Excel-addinなどの連携は現時点でオンプレのNAVよりクラウドのD365の方が遥かに繋ぎやすい。(繋ぎやすいというか元々一体というか。)

スライド7

NAV2018のリリースが12/8。前のスライドにはFallとあるけどWinterやんw
そして、日本の国旗がない。いつ日本に入ってくるのだろう。

スライド8

CSPとISVの違いが正しく理解できていない。(勉強不足)

とりあえずスライド6の内容さえ頭に入れておけば大体OKか。

そしてBusiness editionじゃなくなるのね、ショック。
というかサイトのドメインどうしてくれるw。

ということで衝動買い。反省はしているが後悔はしていない。

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