Power BI の2018年11月アップデートがリリースされました。これにより、NAVとDynamics365 Business Central に接続するコネクタがGA（General Availability：正式リリース）されました。
過去の記事（ODataV4でNAV2017のデータを見る）でレポートしていた「NAV2017にODataV4接続できないが、何故か2017年11月リリースだと接続できていた」という問題が無事解消されていました。
一応手順など載せておきます。
Power BI の製品サイト（https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/）からPowerBIデスクトップを選択。
無料ダウンロードに行くと英語版になるので「高度なダウンロードオプション」を選択。
日本語を選んでダウンロード。
下の方に行くとリリースのバージョン、公開日が記載されています。
インストール先PCに応じて選択。今回は64bit版で。
適当に保存して。
Installerを実行。
後はWizardの流れに乗ってインストール。
インストール完了したらPower BI デスクトップを起動。File ＞ ヘルプ ＞ バージョン情報 でバージョン情報を確認。確かに2018 October リリースです。
リボンのホーム タブから データを取得＞その他＞でオンラインサービスを選択すると、Dynamics NAV、Dyanmics 365 Business Central、Dyanmics 365 Business Central（オンプレミス）が表示されています。後ろに「ベータ」とかついていないので正式リリースです。
前の画面でNAVを選択して、ODataのURLを指定。URLの取得元は、、
NAVの Web Service 機能の一覧から取得。ただし、末尾のObjectName（ex. Sales Order）は削除したものを前の画面のURLに指定します。
認証は通しておきます。今回はNAVユーザーパスワードなのでこんな感じで。
接続できました。
データが読み込まれました。
Business Centralでも同様です。
URLの取得元は同じく Web Service 機能の一覧画面のODataV4URL列。
末尾のObjectNameを削って指定するところも同じ。
認証を通すのも同じ。
接続できました。
データが読み込まれました。
これで2017年11月リリースバージョンのインストーラーを後生大事に抱えておく必要がなくなりました。英語の記事を書いてサポートに報告した甲斐がありました（笑）