これまで主に得意先、連絡先を中心にマスタの同期を見てきました。また前回は通貨の同期を見ました。最後のまとめとして Dynamics 365 for Financials にデフォルトで設定されている for Sales との同期対象データを整理してみます。
全部で15データあります。Sales Connection Setup の Integration Mapping テーブルから抽出しました。(番号は連番で勝手に振りました。)
1. Contact
連絡先です。内容については記事で何度か紹介したので省略。上の表を見るとDirectionがBidirectionalになっているので双方向同期です。(for Salesを正とした片側でも良いような、、、)
全ての連携に共通ですが、Fields ボタンを押すと該当の連携における for Sales との項目マッピングを確認できます。
左2列が for Financials のテーブル項目、その右の2列が for Financials のテーブル項目、その右のDirectionが同期の向き、最後右端の列が固定値の編集です。
流石に項目が多いですね。。そういえば同期の際に「太郎 田中」と連携されたのですが、FirstNameとLastNameは見た目正しくMappingされています。
2. Currency
通貨です。前回やりました。
項目マッピングを見ると、salesの通貨記号にfinanciaslの通貨コードをセットしています。(なんでだろう、気になる。。)
3. Customer
得意先です。これもさんざんやったので詳細割愛。連携の向きが双方向なのは、最初はSalesで登録するけど、与信額などFinancials側で決めるのもあるため双方向、、と勝手に推測。
項目マッピングを確認。よく見ると ToIntegration…とBidirectionalが混じっています。実は項目別に同期の向きを定義できます。これ重要ポイントです。
4. Customer Price Group
得意先向けの割引価格などです。
項目マッピングも確認。コードを名前に連携しているのはシステム屋的には気持ち悪いですw
なんのマスタかど忘れましたがSales側で「Republic of China」をFinancialsに連携しようとして桁数制限の結果「Republicl of C」みたいな感じで取り込みエラーになったこともありました。。この辺が統一されると「ERPとCRMの統合」と呼べるのでしょうが、現状は「融合」ぐらいかなーと思う次第です。(まあ、いずれ本当に「統合」するかもしれません。
5. Item
言わずと知れた「品目」です。
項目マッピングを確認。まあ、妥当な感じのマッピングです。
6. Opportunity
直訳すると「機会」です。
項目マッピングを確認。営業担当と金額が紐づいているので「引き合い」「営業提案の機会」みたいに捉えればOKだと思います。
7. Payment Terms
支払条件です。月末締め翌月末払い、とかです。
Sales → Financials つまりSalesが正というのは意外でした。(マスタの登録は経理が決定権を持つような。。)
8,9. Sales Invoice
請求書です。同期の定義は2つですが、片方がヘッダー、もう片方が明細です。伝票として一体不可分です。
項目マッピングです。向きはFinancials→Salesです。順当です。
10. Resource
リソースです。費用面では労務原価の算出に使いますが、売上面ではコンサルフィーみたいに時間単価を決めて作業時間で売り上げる際に使います。
向きはFinancials→Salesなんですね。単価はSales側で決めてもいい気がしますが。
11. Salesperson Purchaser
連携テーブルの名称はSalesPeopleですがFinacials的にはSalesPersonです。顔写真付きです。
マッピング先はユーザーです。ERP的には営業担当≠利用ユーザーですが、CRM的には営業担当≒利用ユーザーなのですね。(なかなか新鮮です。)11
11. SalesPrice
メニューを検索しても何も出てきません!
が、品目から確認できます。この辺は知っているかどうかが勝負ですね。
新規登録画面はこんな感じ。
マッピングも確認。特筆する事項はなし。
13. Shipment Method
出荷方法です。これは得意先マスタから辿れます。
項目マッピングを確認。ここもコードと名称を紐づけています。。14. Shipping Agent
これも得意先マスタから辿れます。
項目マッピングを確認。Sales→FInancialsなのは納得。
15. Unit of Measure
数量単位です。
項目マッピングを確認。相変わらずコードを名前にマッピングです。
とまあ、こんな感じで調べていけば、いつかは見積や請求の連携もできると思います。皆さんも色々試してみてください。