2022 Release Wave 2でStandard Service Codeが少し改善されたので紹介します。Standard Service Codeはサービス系の伝票でラインに入力する情報(品目、数量など)をテンプレート化しておき、テンプレートを呼び出すことで入力の手間を省いてくれる便利機能です。販売伝票のRecurring Sales Lineと似たような機能です。2022 Release Wave 2でサービス品目、非在庫品目を登録して使えるようになったという改善です。Docsのタイトルの通り、minorな変更です(笑)
リリースノート: Service – minor improvements | Microsoft Docs
まずはサービスモジュールを使用する準備としてCompany InformationのExperienceをPremiumにしておきます。
続いてStandard Service Codeを作ってみましょう。Standard Sales Codeの一覧画面で”New”をクリック。
コード、説明を入力します。
ラインのタイプをItemにして 品目を入力するのですが、サービス品目、日在庫品目がCronusには存在しなかったのでここで品目を作ります。品目の一覧画面で”+New”をクリック。
Cronusには品目のテンプレートがあります。”Item”テンプレートを選択します。
まずは在庫品目を作ります。Type=InventoryにしてDescriptionを在庫品目と分かるように入力。
続いてサービス品目。 Type=ServiceにしてDescriptionをサービス品目と分かるように入力。
最後に非在庫品目。 Type=Non-InventoryにしてDescriptionを非在庫品目と分かるように入力。
作成した3つの品目を標準サービスコードに指定します。左上の矢印で一つ前の画面に戻ります。
左上の矢印でもう一つ前の画面に戻ります。
サービス請求を新規作成します。
得意先を指定します。
アクションバーにある”Get Std. Service Codes”をクリックします。
先ほど作成したStandard Service Codeを指定。
v20ではエラーになりました。。これは2つ目の品目が在庫タイプでは無いことによって発生するエラーです。
試しにStandarad Servic Codeから二つ目の品目を削除すると、、
無事にStandard Codeが読み込まれました。
v21の挙動を見てみましょう。同様に品目とStandard Service Codeを作成します。
アクションバーにある”Get Std. Service Codes”をクリックします。
Standard Service Codeを選択します。
するとType=Servcieの品目も読み込まれました。
地味といえば地味な機能ですが、Standard Service Codeは非常に便利な機能なのでこの改善はうれしい改善です。
皆さんもぜひ試してみてください。